こんばんは。
前々回の記事では拾った石の内、細かい砂を顕微鏡🔬で観察した結果について書きましたが、今回はその時にいっしょに拾った中くらいの石について書いていこうと思います。
今回は石の種類の選別もしっかりします!(宣言してしまった・・・)
*前々回の記事:岩石研究、はじめました。~白川(熊本県熊本市)~
それでは~
シュワッチ!
①.花崗岩
・素:
何これ?普通の石じゃん。
そう、思ったでしょ!
でも、顕微鏡🔬で見ると・・・
・顕微鏡(灯りなし):
・顕微鏡(灯りあり):
結構、光っていて奇麗な石です!
・やれやれ分析:
1)火成岩、堆積岩、変成岩?
”火成岩”(勘(笑))
2)火山岩、深成岩?
組織が”等粒”であることから、”深成岩”
3)斑れい岩、閃緑岩、花崗岩?
・色:白っぽい
・重さ:軽い
よって、この石は・・・
”花崗岩”
②.泥岩
・素:
これは特に光ってるとかじゃないんですが、なんか小学校の頃によく造ったねんどの作品に似ていたので、惹かれました。
・顕微鏡(灯りなし):
・顕微鏡(灯りあり):
・やれやれ分析:
1)火成岩、堆積岩、変成岩?
”堆積岩”(勘)
2)泥岩、砂岩、礫岩、凝灰岩、石灰岩、チャート?
組織を観ると、細かな粒(1/16[mm]以下)のねんどでできているので・・・
”泥岩”
③.大理石
・素:
この石は一見して、すごく白く輝いていたので、拾いました。
・顕微鏡(灯りなし):
・顕微鏡(灯りあり):
キッ、奇麗だ!
惑星かな?
・やれやれ分析:
1)火成岩、堆積岩、変成岩?
”変成岩”(勘)
2)広域変成岩、接触変成岩、水の作用による変成岩?
見た目から高温のマグマによって石灰岩が変化した・・・
”大理石”
④.紅れん石片岩
・素:
この石は上の写真では見えませんが、横に筋が何本も入っていたのに惹かれて、拾いました。
そこに惹かれたのですが、帰ってからよく見ると、奇麗に光っていて・・・
何か得した気分でした。
・顕微鏡(灯りなし)
・顕微鏡(灯りあり):
・やれやれ分析:
1)火成岩、堆積岩、変成岩?
”変成岩”(本に似たようなものがあった)
2)広域変成岩、接触変成岩、水の作用による変成岩?
決め手は”筋”。
また、顕微鏡で見ると紅れん石と思われるものが多く含まれているので、広域変成岩の・・・
”紅れん石片岩”
⑤.礫岩
・素:
この岩石を拾ったのはどう見ても他の石とは違ってボコボコが目立っていて、なんかゴジラみたいだったからです。(笑)
・顕微鏡(灯りなし):
・顕微鏡(灯りあり):
・やれやれ分析:
1)火成岩、堆積岩、変成岩?
”堆積岩”(勘)
2)火山岩、深成岩?
顕微鏡で組織を観察すると、2[mm]以上の石が固まってできていたので・・・
”礫岩”
*僕は初見で、「黒&&ゴツゴツ➡ゴジラ➡火山➡火成岩」という脳内回路に迷い込みました。
でも、顕微鏡で見てみると、組織的には”等粒状”で、色は”黒”で・・・
じゃあ、”斑れい岩”?
っていう結論になっちゃっていました。
「さすがにあり得ないだろ」とおもって、似たような石をネットで探したらそれは”礫岩”と判断されてて、「あっ!そこから間違ってたんや!」と気が付きました。
いかがでしたでしょうか?
初めて、岩石の種類の識別というものにチャレンジしました。(全部識別するだけで4時間かかりました・・・)
間違いもあると思いますが、僕なりに今のベストを尽くして識別をしました。
でも、大本の”火成岩”と”堆積岩”、”変成岩”の識別をどうやってするのかは最後まで分かりませんでした。
正直、ここを間違えなければ、何とか識別できるのでどなたかご存知の方はコメントで教えて下されば、ありがたいです!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
*備考:採取した石は観察後,採取場所に戻しています
▲▲▲アリガ島▲▲▲
「未定」